写真にパソコン、人形と鏡。
ここまできたら次の部屋も何かが大量に置かれているものだと思っていた由里子がキョトンとしながら首を傾げた。
「はい。冷蔵庫に食器棚。電子レンジに炊飯器。包丁もありました」
「ほんとにキッチンだ」
哲夫も感心した様にそう呟いているのが由里子の耳に入ってくる。
それにしても、……何でキッチン?
「桜さんは主婦よね。キッチンに居る時間が多いから、キッチンってこと?」
「そう…かもです」
疑問を桜へとぶつけてみるも、桜は苦笑いを漏らしてそう言うだけ。
そしてコロッと表情を変えると共に話も変えてしまう。
「あっ、紙コップとお茶もありましたから、喉が渇いたら言ってください」
「お茶まで用意されてるのに、ビックリだわ」
「そ…ですよね」
紙コップとお茶が用意してあるなんて、飲めと言わんばかりだ。
桜が話した事で全員が話し終える。
結果は、ここから出る為の特にこれといった収穫はなし。


