密室ゲーム



「信じてねぇって事か?」


自分以外の4人を睨み付けてくるが、信じる!と答えられる人の方がどうかしている。そんな状況だという事を守はまだ分かっていない。


「信じるか信じないで言ったら、ここに居る人は誰も信じられないです。だって誰の事も皆知らないんですから」

「まっ、そういう事だね」


修二の言葉に哲夫が同意するのと同時に、由里子も首を縦に振る。


由里子を見てかその後直ぐに、桜も慌てたように首を縦に何度も振っていた。


守のチッという舌打ちが響く。


ようやく自分が話さないと、全員が話さないと気付いたのだろう。


「お前らはちゃんと話すんだろうな!?」

「勿論よ。私達にとっても全ての部屋の中を把握しておく事は悪い事じゃないわよ」

「そういう事だね」


由里子と哲夫の返事に眉間に皺を寄せるも守も諦めたのか「そうかよ」と言うだけでとどまった。