ただ、このまま守がずっと出てこないのなら、それすらも出来ず、更にはここから出る事も不可能になるかもしれない。
その事に腕を組み、「うーん」と唸り声を漏らす。
が、突然修二が「あっ!」と声を上げた。
どうかしたのかと修二へと顔を向けると、修二も哲夫へと顔を向けていたのか視線がかち合う。そして、それが合図になったのか修二が口を開いた。
「あの、これって。……僕達2人たけでしてもいいんじゃないですか?全員でしろなんて書いてませんから」
「た、確かに」
修二が言うように『全員で』なんて一言も書かれていない。
第一よく考えれば、2回目のゲームは死んでしまった由里子は当然ながら参加していない。
それでも問題なくゲームは進んでいた。
そうだ。
このゲームは、修二の言うように2人だけでしたらいいんだ。
そう。2人だけで。
なら、
…………このゲームに勝つのは私だ。


