それに加えてチラッと由里子へと視線を向ける修二は、更に恐ろしい事を言う。
「開けた瞬間に銃を乱射されるとか…あるかもしれないですね」
「そんなっ……」
修二の言葉に桜は一気に顔を真っ青にさせる。
修二が言う事も絶対無いとは言いきれない。
が、いきなりドアを開けた瞬間に訳も分かっていない私達が、銃を乱射されるなんて事があるんだろうか?
わざわざこんな拘束までしてだ。
そこまで考えると視線を落とし、手首に繋がれた鎖を見た後に、修二へと再び顔を向ける由里子。
「流石にその可能性は低いよ。うーん。じゃあ、私がこのドアを開けるよ!」
誰かが一番に行動を起こさなきゃならないのなら、私がやる。
そんな意気込みで立ち上がると、由里子は後ろにあるドアの取っ手へと手を掛けた。
「大丈夫かい?何が起こるか分からないんだよ」
心配そうにそう聞いてくれる哲夫に、思わずふふっと笑い声を漏らす。


