静寂の中、修二が俯きながらポツリと呟いた。
「今、……何時なんだろう」
確かに気になる。
けれど、一番時間が気になっているのは明日が誕生日だったと言っていた修二だろう。
「きっと直ぐに分かるわよ!」
一応年上として修二を励まそうと明るい声音で由里子が言ってみるも、修二の反応も他の3人の反応もかなり薄い。
そこでパッと目についた全ての壁に同じ様にある真っ白なドアを指差した。
「そうだ!このドアが出口って事は無いの?」
実はこのドアの中か気になっていたのだ。
由里子の疑問に哲夫がうーんと言いながら首を傾げる。
そして、
「どうだろう?ハッキリ言ってここが何処かも分からないから、無闇にドアを開けたりしていないんだ。開けてなにが起こるか分かったもんじゃないからね」
そう言い放った。
哲夫は慎重派というわけだ。


