殺す気がないなら何でここに閉じ込めるんだよ。
第一もう1人死んでんのに、……何でこいつらはこんなに悠長にしてんだよ。
そんな気持ちと共に、全く焦った様子のない3人へと募っていく不安。
その不安からやって来る疑念。
もしかして、……この3人は全員グルなんじゃねぇか?
そう思ってしまうと、3人の行動や言葉が全て怪しく思えてくる。
不安に駆られ、挙動不審に3人をチラチラと見ては顔を伏せを繰り返す守。
それに気付いた哲夫がフッと鼻で笑うと、
「でもまあ、由里子さんは死んでしまったけどね」
そうここぞとばかりに口に出した。
「由里子さんは……」
「ゲームに負けて死んでしまったのなら、次は……」
震える声を出す桜に、追い打ちをかける様に彼女をじっと見据えそこで言葉を止める哲夫は、桜自身にその続きを促しているのだろう。
「次は、……わ、……私」
カタカタと小刻みに身体を震わせる桜。
そして恐怖で震えたままの桜がゆっくりと守へと恨みがましい目を向けてくる。


