───────翌日



朝、泣きはらした目を冷やしながらケータイを見ると、

遼からの着信履歴とメールが大量にきていた。


まあ、当然の如く無視をして大学へ行き…



そして現在夕方、
私は、遼の通う大学に来ていた。


遼の浮気相手を見に…
(ついでに、荷物とりに行く為に
アパートの鍵を“貸して”もらわなきゃいけないし……)


なんで、そんな事をしたいのかなんて、自分でもわからない。


遼に限ってそれはないと思うけど…

もしかすると、遼は“海老ヶ瀬”とかいう女と
もう、付き合ってるのかもしれない…


でも、それはそれで、諦めがつくからまあ…



「あれ?お前……」



なんて、一人で悶々としていたら、聞き覚えのある声が聞こえてきた

振り返ると…