帰宅後


私はあの後実家に一旦戻ってプロポーズされたと報告をした。
遼との事は両親も知っているからたいして心配もせずに喜んでくれた。

遼と暮らすアパートに帰ってきて
今は夜、遼はお風呂に入っているから暇つぶしに翔と電話中



『おー良かったなーまあたいして心配もしてなかったけど』



ひどくない!?



「サンキューサンキュー。」


『なんだよ~心こもってねえな~』


「そういえば…夕方にさ、言い掛けてたあれ。」


『あ?なんだ?』


「海老ヶ瀬さんの話してた時の…遼には…のとこ」



まあ、架空の子だったけどね



『ああ。あれか。あれは…』




聞いた瞬間、私は顔を真っ赤にして気づいたら無機質な音が頭に響いた



「誰かと電話してたのか?」



お風呂から上がった遼はそんな私を見るなり声をかける。



「遼ー!!好きー愛してるー」



遼に飛びついた私をよろけながらも受け止めてくれる遼が好き



「うぉ!!なんだいきなり!」




──────あれは…アイツには他校に自慢の彼女がいるから無いとおもうぞ。
いつも彼女の話してるからな?
って言おうとしたんだよ。


   『そういえば…』美桜×翔 END