復讐と悲しみ【完】



さくらは薄く目を開いた。


焦点を合わせ、俺を見た。


「…何で泣くの…」

さくらの口からツゥッと紅い紅い液体が出た。


それが血だと言うことにすぐ気づいた。


「何で…って…」

嗚呼、上手く言えない。

頭がついてかない。


「…やっと…復讐出来たんだから…笑いなよ…」

そうさくらは言った。


「笑えるかよ!」


「…啓太…」


さくらはかろうじて開いてる目で周りを見た。