復讐と悲しみ【完】



悔しい、馬鹿にされた。


9尾の後ろ姿を俺は睨みつけた。















「お待たせじゃ、啓太」


口元が血だらけの9尾が戻ってきた。


「……」


「なんじゃ?妾を見おって」

「その口元なんとかなんねぇのか?」

「口元?ふん、直ぐ取れるわい」

ペロと口元を舐めた9尾。

「…さぁやろうか、そなたの復讐を」

その言葉を発した途端、9尾を渦巻くオーラが急激に重くなった。



ビリビリと伝わる妖力。



これが…9尾…。