「…はよ」

「おはよう、啓太。朝食出来てるよ」

寝ぼけ眼を擦りながら向かってくる啓太。


「…ん」

「学校どする?」

「行かん」


びっくりして箸からご飯を落としそうになった。


「…なぜ?」

「決まってんだろ、妖狐探すんだよ」


……。