「いや、だってさ、協力してくれるんだろ?」
「確かに協力するとは言ったが…。泊まりまでは協力出来んよ?」
「…両親いないくせに」
「うるさい。バカ」
「ちょ、それ何気に傷つくんだけど。なんて言うの?何かのハートなんちゃらって」
「ガラスのハートって言いたいの?」
「そう!それ」
どこがガラスのハートやねんってツッコミたいが遠慮しとこう。
「資料とか家から持ってくるからさ…お願い」
「…分かったよ。泊まる道具持ってきな」
「サンキュー」
そんな真剣にならないで。
私は貴方を傷つけた張本人なのだから…。
張り切る啓太を見て黙ってるしかなかった…。