復讐と悲しみ【完】


「何すればいいの?」

「先ず(マズ)あの妖狐を調べなきゃな」

「あっきれた。調べてないわけ?」

「…ネットにも載ってねーんだよ」

「空想動物だからねぇ」

実は私がその空想動物なんて口が裂けても言えません。


「…家くる?資料程度はあるよ?」

「マジで!?良かったぁ…。今から行こーぜ」

「授業…」

「んなことよりその資料!!」

「バッグ…」

「…あ」


バッグは授業中である教室に置いたまま。


ちなみに授業始まって10~20分かな?