復讐と悲しみ【完】



「…どうなっても知らぬぞ」

『ありがとうございます!』


そう言った途端ブツリと切れた。


妖狐は雄叫びを上げ、啓太の両親に襲いかかり、噛んだ。



啓太の目の前で。





両親を殺したあと啓太を見た。


啓太はブルブルと震えていた。



「啓太とやらよ」

啓太はビクッと肩を震わせた。



「妾を憎め。そなたが強くなった時、妾の所に来るがよい。憎いであろう?そなたの両親を殺したのだ。そなたの力で妾を見つけてみよ」


下を見下ろすような…蔑む(サゲス)ような威圧を残して啓太から去った。