虹色→ジゲン

「ありがとね、悠人!遥!」


わたしも笑い返した。


そして悠人と遥と一緒にクラス表を確認しに教室の廊下を歩いて、クラス表がはられてある掲示板に着いて、自分の名前を見つけた。




あ、やっぱり、二組だった。
悠人と遥も同じだった。




わたしたちは、二組の教室へ入り席も窓側の後ろから順に悠人、夏喜、遥と並んだ。




「わぁ~すごいね!夏喜ちゃん、本当に二組で同じクラスだったよぉ~、しかも席も前と後ろと並んでびっくり!でも遥嬉しいなぁ♪」




遥は目をキラキラ輝かせながら嬉しそうにそう言った。




(はぁ~、なんか、ここまで来るとアレだな…腐れ縁ってやつだよなッ)



悠人はフッと笑ってわたしを見ながら音波能力で頭に話しかけてきた。



まぁ、確かにね…と少しは思ったけど、やっぱりでもまた一緒で嬉しいなぁ♪

すると、隣の男子から声をかけられた。



「はじめまして、俺は隼人!隼人って呼んで♪んで、俺の後ろのやつは直也で、前のやつは水樹リンってやつだ、よろしくな!」




わぁ~、すごい、悠人と同じくらいカッコイイし水樹さん?だっけ?もすごいポニーテールが似合って可愛い!



「あ、こちらこそよろしくね!わたしは夏喜って言うの!後ろのやつは悠人で前の子は遥って言って二人は双子なの!」



後ろで悠人がなぜかムスッとしてて、それを見た遥はクスッと笑っていた。



「よろしくね!夏喜、遥、悠人♪わたしのこともリンって呼んで♪三人とも何の自然界能力なの?リンはね、水を操る能力なんだぁ~」



ニコッと水樹さ、じゃなくてリンは笑った。