「うあー!疲れた~!」
第一声が皆同じ言葉だった。
「それより、あーと、わり、名前なんだったっけ?」
そう聞いてきたのは、わたしの対戦相手だった加賀見君だ。
「あ、えーと小波夏喜」
夏喜は実践前に自己紹介があったのだか、覚えられてなかったので再度言った。
「小波夏喜ねっ!俺あんまかたっくるしいの嫌いなんで夏喜でいいよな?俺のことも春樹でいいよ!」
加賀見君は実践のときとは違い、気さくな感じの人だなと夏喜は思った。
「いいよ!春樹ね!確かに疲れたね~、もうヘトヘト。力使うのって体力削られるから慣れるまで練習あるのみだねっ!」
夏喜もヘトヘトだったので、へたりこみながら喋る。
「ってか、全勝とか何気にすげくね?夏喜の力って相当位が高いんだろな!」
加賀見く、じゃなかった。
春樹はわたしにそう言った。わたしにはまだピンと来ない。
リンにも相当な力とは言われたけど、やっぱりそうなのかな?わたしも全勝についてはビックリしちゃったし。

