「そのことで俺も夏喜に話しがあったんだ。その話しはまた後で話す。それより、もうすぐ授業だ。学校が終わったら話そう」
直也はそう言って授業の準備をたんたんとしている。
そしてなんだか少し妙な感じで夏喜たちは授業を始めることになった。
わたしにもなんだか分からないけど、そっかぁ~それが原因で先生や先輩、皆の態度が変わってたのかなぁ。
そして、一学期はじめての授業が始まった。
南先生はニコリと穏やか表情で授業をはじめた。
今日一日の授業は、自然界能力の基礎向上についての話しと、実践の繰返しだったので自然界能力を持たない夏喜には、事前に南先生から夏喜には特別授業を受けるように、多目的ホールで授業を行うことになった。
内容は皆と一緒だったが夏喜は驚いた。
多目的ホールに行くと夏喜以外にも違う生徒がいたことと、先生が南先生だったからだ。
え?南先生は今自分のクラスの授業をしてるのになんでいるの?同じ先生が二人?それにわたしだけじゃないんだ。
夏喜がそう思うのも不思議じゃない。
南先生は稀に持って生まれる二重能力者だったのだ。
南先生の能力の一つは風、二つ目は影を操る能力だった。
他の生徒たちも自分を含め五人だった。
自分の中の血液を操る能力や、傷を癒す能力、瞬間移動や、カメレオンみたいに姿を操る能力。
夏喜は自分以外にも自然界能力とは違う力を持ってた人をはじめて見たのでちょっと嬉しかった。
ただ、夏喜以外、男子だった。
席に着き、皆に笑顔で挨拶した。
皆も笑顔でよろしくと返してくれたところで授業が開始された。
三時限目からは実践に入り、実践用のルームへ行き服に着替える。
「さぁ、ここからは実践です。一人一人力を駆使し、戦ってもらいます!って言ってもおにごっこみたいなもので、相手の肩に触れることができれば終了になり、トーナメント式で行います!」

