虹色→ジゲン

翌日…


「ふぁ~、」


ママはまだ、眠そうにアクビをし、パパの朝食と、お弁当を作るんだけど、何度見ても飽きないなぁ~


玉子、フライパン、食器、調味料などがひとりでに魂がこめられたみたいに宙に浮き踊るように次々と料理をしていくんだ!


最後に軽く手拍子を二回し、テーブルに並べられ、スゴイ!


目を丸くし見てるわたしをママが気づいたみたいでわたしにこう言ったの。


「おはよう、フフフ、ママすごいでしょ?でもね、これは自然界の力でママの場合は、重力の力が宿ってるのよ!
夏喜にも何かしらの自然界から力があるわ、夏喜だけじゃなく、パパや、みんなもね!そのうち分かるわ」

と、ママはそう言ったの。



「ふぁ~、おはようママ、夏喜」
パパも眠そうに起きてきた。


「夏喜~、うん、今日も可愛いな!さてと、ご飯食べて今日もパパははりきって仕事頑張りますか!」

パパは大学の科学者の教授をしているんだぁ~


「あ、パパ!悪いんだけど帰りに牛乳買ってきてくれる?昨日夏喜を寝かしつけた後ホットミルクを飲もうとしたら賞味期限切れで飲めなかったの」


わたしはニコリと笑った。