月日は巡り……
とある暑い夏の日そこから再び、時がわまり始める。
運命と言う名のものが…………………
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「あ、頭が見えてきましたよ!」
7月、その日は、とても暑い朝だったかな。
そんななかで、埼玉にある、とある産婦人科で新たな命が
誕生しようとしていた。
「んー、」
まだ、成人したばかりの女性が力をふりしぼり、そして、
「…ふぇーん!!!」
「おめでとうございます!元気な女の子ですよ、よく頑張りましたね!」
看護師がそう言い、新たな命が誕生したのだ。
「ありがとう、二人ともよく頑張ったな!今日から俺、父親か…!ありがとう、友姫!」
大声で、喜びに叫ぶのは、わたしのパパ、長身で、ルックス、性格文句なしの自慢のパパ!特にサラサラな黒髪ヘアが王子様っぽくて素敵なの!
ママとは小さい頃からの幼なじみだったみたい。
ママは身長がパパと30センチ差があって華奢で可愛くて栗色の大きな瞳とふわふわな栗色の髪の毛で学生時代は守ってやりたいNo.1のモテモテでパパから告白したみたい!
パパもママも大好き!
ママの名前は小波友姫、パパは小波由樹、名前が同じなのだ。
運命だなぁ~ヘヘヘ♪
程なくして、わたしは「夏喜」と名付けられすくすくと成長し、ある時を堺にある能力に気づくんだけど…
それが…
どれだけの莫大な理の枠から外れたモノか分からなかった。
生後6ヶ月、何か不思議と周りの世界全体の生き物の存在の次元が左右されてる感覚。
ママはわたしを抱っこし、寝かしつけてるんだけどここでわたしが寝たらママはきっとホットミルクを飲む。
それが賞味期限切れのものだと翌日知り、体調を崩すママの姿がそこにあった…
いや、見えた…から
わたしがあと3分起きてたらママは賞味期限切れであることに気付くだろう。

