虹色→ジゲン

………!!


(「目覚めよ、色鮮やかに統べる時と次元の七つの力。今この時を持って覚醒せん!!」)





(さぁ、夏喜さん、今あなたは暖かな光に包まれあなたの存在は絶対となりました。その前にお友達の能力を見破らなきゃね、フフ!夏喜さんならできるわ、さぁ集中して時と次元はあなたを決して裏切らないわ。あら、もう時間ね、じゃあ夏喜さん、頑張ってね……)













(………、イブさん?イブさん!!……、もう声が聞こえない。………イブ……前世……転生…ーーー、!!あー、もうっ、考えるのは後!今は直也の能力は何かよね?よしっ、次は時を未来の次元へ!)







「俺の能力は木々を操る力だ。…木々よ、生い茂り我の盾になれ」


直也がそう唱えた。





シュルシュルシュルーー!!

すると、いきなり直也の体を守るようにぐるぐると木々の枝が盾となった。









(おーー、すごい!直也は木々を操る自然界能力だったんだぁ!使い道によっては盾にも矛にもなりそうだし高い所にも上れそうで便利だなぁ。にしても不思議、わたしはここにいるのにみんな気づかないなんて…ん~、これも時と次元の力なのかな?ん?待てよ、この力とてもすごいことのような…ま、いっか、ひとまず戻って報告しよう♪)






そうして、夏喜は戻った。