実は昨日、あれから親に内緒で美容室に行ってバッサリ切ってもらったんだ。








だから今朝、私を見た両親は驚きのあまり目を見開いていた。





「似合うよ!!長いのも良かったけど、こっちも好き!!」






「ふふっ、ありがとう」








麻衣子は、あえてあの話題には触れてこない。




そして私も、自分から話さない。









学校までの道のりを、雑談をしながら歩いた。





そして教室の前で立ち止まる。





「憂…」