「麻衣子!おはよう!!」

「おはよ!あたし達もう高校生だよ~!!
あーーっ、これから楽しみ!!!!!!
…ってか!ちょっと、何!?憂ってば、制服似合いすぎ!!!!!!可愛い!!!!!!」


朝一番に早口でそう言うとぎゅーっと抱きついてくる。

「麻衣子ってば…。本当、いつも朝から元気なんだから…笑」


この会話を聞いての通り、麻衣子はすごくうるさ…、ううん、賑やかで楽しいの笑

「あっ」

「え!なに?」


突然、麻衣子が言葉を発したから思わず肩が上がってしまった。

「学校…」

「うん。」


学校が…なんだろ?

「入学式、遅刻する」

「ああ、うん。」



入学式遅刻かー、そっかぁ。

なんだ、そんな事か。

…って………入学式? ……遅刻??

「ええええ!?う、うそ!?
急ぐよ、麻衣子!! …って、ちょっと置いていかないでよー!!!!!!!!!!!!」



そして、急いで学校へと向かった。