――ガタンガタン


いつもどおりの朝、いつもどおり、隣には晴都くん。

でも、いつもとは違った小さな変化に、私はすぐに気がついた。


それは、晴都くんの表情。


今日は視線もうつむきがちで、心なしか頬が火照っているような
そしてなぜか、色気のある表情だった。


「おはよう」
の声も少しうわずっていて、なんだか落ち着かない様子。


そして挨拶のあとから訪れる沈黙。


今まで、こんな日はなかったのに、おかしい。


それを破ったのは、晴都くんのこの言葉だった。



「ねぇひまり先輩、

好きな人…いる?」