「ちゃんと返せた?」

教室から廊下にでた私に、壁に背をつけて腕を組んでいた柚子が声をかけてくる

「かえ…せた!」

意外に緊張せずに話すことが出来て、ほっとしている

「それはよかった
で、どんな様子だった?」

私になげかけながら、階段へと足を向ける柚子
それに続くように私も歩き出した

「まずこれは大前提として、超かっこいい。
私が2年生だってこと知らなかったみたいでちょっと焦ってたけど、やっぱりどこか余裕があるというか、爽やか少年!
でも…」

ブレザーを返してしまった今、もう私と晴都くんとの接点はなくなってしまった。

もっと、いろんな話したかったな…