新しい顔ぶれ同士だというのに、辺りはもういくつかのグループに分かれガヤガヤと会話を楽しんでいる
そのため教室に2年生の私が入っても、気付く人はいないようだった
ゆっくり歩みを進め、ついに晴都くんのすぐそばまで来た
意を決して
「は、晴都くん!
今ちょっといい?」
突然声をかけられて少し驚きながら、視線をこちらに移す
長いまつげが上下して、そこに現れた真っ黒な瞳に吸い込まれそうになる
「あ、今朝の?」
改めて対面してみて思う。
やっぱり尋常じゃないほどかっこいい…!!
「そう!電車ではいろいろと助けていただき、ありがとうございました。
ブレザー、本当に助かったよ!」
深々と礼をして、心を込めてたたんだブレザーを差し出す
匂いをくんくん嗅いだというのは内緒で。
「いやいや!大丈夫そうで良かったよ
わざわざ来てくれてありがとうな
あ、リボン…もしかして2年生?」
「あっはい、実は〜なんて。はは」
「まじか!俺てっきり同い年だと思って…
タメ口聞いてすいません」
目を見開いて、焦ったように敬語に直してくる。
か、かわいい…
