最悪な状況に頭が真っ白になっていた私の上から聞こえてきたのは爽やかな声。 それと同時に顔がなにかやわらかいものにうずくまった感触がした そこからは甘めの落ちつく匂いがしていて、一瞬ぼーっとしてしまう 「はは、スカートが挟まっちゃったのか ちょっと破けてるね。次の駅まで俺が盾になるよ」 「へっ?!」 そう言って謎の少年は私の前に体をこっちに向けて立ってくれた しかも壁に手をついて こ、これはまさしく“ドン壁”なのでは?!?! ――こうして今に至っているわけです