御予約ありがとうございます。

「本格的に始めたのは、高校入ってからだから…十五ん時だな。親父に貰ったカメラがきっかけなんだけどな。大学卒業するまで八年やってた。」

八年…そのままプロになろうとは思わなかったのかな…ん?

「八年?高校からなら七年じゃねーの?」

「哲兄、留年しちゃったんだ~。だから結衣さんと『同期』なわけね。」

アイスコーヒーの氷をストローでつついている美紅。

「なわけねーだろ。尋季じゃねーんだぜ?」

余計なお世話だ…

「一年間、休学してたんだよ。二年に入ってすぐな。」

哲兄は吸っていた煙草の火を消して、煙をはいた。