御予約ありがとうございます。

「タバコ、いいか?」

哲兄は僕らの前で煙草はあまり吸わない。

おそらくだけど、高校生の前では悪影響だ。という哲兄の気遣いだろう。

その辺の良識はある。

「大丈夫よ。」

美紅がこたえると、くわえた煙草に火を付けた。

「フゥー…」

煙草に火を付ける仕草、煙をはく姿は、煙草を吸わない僕にも少し格好良く見えた。

「で、結婚はいつ頃に?」

「ゴホゴホッ…コホッ…」

美紅の先制にむせる哲兄。

「哲兄わかりやすいなー。」

「バカやろ。あいつは大学の後輩だって言ったろ!?」

「結衣さんは同期だって言ったわよ?それに、彼女は哲兄のコトを…」

ニヤニヤしやがら話す美紅。

「でも哲兄だからな~。美女と野獣だろ。」

「おい…俺に失礼だろ。」

煙草をくわえたまま話す哲兄。

「大学のどこで知り合ったの?哲兄ナンパでもしたんじゃないの~?」

「硬派な俺がんなことするわけねーだろ。サークルだサークル。大学ん時はカメラやってたからな。」