御予約ありがとうございます。

ん~…確かにうまい。

「尋季、横のお嬢を連れて早いトコ帰れ。」

「まだ飲んでんじゃん。」

「哲兄~?私達を追い返したい理由でもあるわけ?」

カウンターに肘を付いて、悪戯な顔で哲兄を見る美紅。

「別にそんなんじゃねーよ。」

「じゃぁ詳しく聞かせてもらおっかな。結衣さんのコト。」

「あのな~…」

「聞くまで帰んない。」

何か言おうとした哲兄にかぶせた美紅。

観念したのか、哲兄は頭をクシャクシャとかきながらため息を一つ入れた。