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入り口に戻ると、ヒデはしゃがんで待っていた。僕が来ると立ち上がり、拍手。

「ナイスプレー尋季。お前の突破力は貴重だよ。」

ヒデは笑いながら言った。

「なーにがアシストだよ。見てただけじゃねーか。ほら、メロンパンに牛乳。」

ヒデに手渡す。そして自分のも取り出した。

「サンキュー。」

「尋っ!」

振り向くと美紅が後ろにいた。

「買ってくれた?」

「おう。お金は後でいいぜ。」

僕が袋のまま渡すと、美紅は笑顔で受け取った。

「ちょっと待って!」

ヒデと行こうとすると、美紅が呼び止めた。

「なんだよ?」

僕はニヤニヤしていた。

「こんなん食べてたら、『あの女、スゲーの食ってんな』とか言われんじゃないのよ!」

そう言った美紅の手にはコロッケパンがある。

「いいじゃねーかよ。哲兄んトコでも食ってんだろ?俺に頼むからだ。はははっ。」

「余計なコト言わないでよっ!」

「ははははっ。」

僕らのやりとりを見て、ヒデが爆笑していた。