御予約ありがとうございます。

昼休みの売店は戦争だ。

多少は厚かましいくらいに行かなければ、ほしいものも手に入らない。

「よし。尋季、ガンガン攻めてけ!アシストは任せろ。」

ヒデの昔からの口癖。試合の時は必ず言っていた。

んのアホ…売店で何をアシストすんだよ。サッカーじゃねーっつーの。

とりあえず一番前に着いて注文。

「おばちゃん!メロンパンと牛乳。それと、サンドウィッチと揚げパン。あとコーヒー。あー違う!カフェオレじゃないやつ。」

「はいはい。550円ね。」

計算の早いおばちゃん。

「尋っ!」

横に目をやると通路の端に美紅がいた。どうやら買えずにいるらしく、僕に自分のも。みたいなジェスチャーをしていた。

「おばちゃん!んーと…コロッケパンにドーナツ。あとミルクティーお願い。」

「はいはい。一緒の袋でいいかい?」

「いいよー。」

僕はお金を払い、その場を抜けた。