御予約ありがとうございます。

辞めて後悔してないか?

「絶対してない」と言えば、それは嘘になる。未練はなくても、やっぱりどこかで後悔している部分はある。

だけど…

そこには何か、お前はやるなっていうプレッシャーや聞こえないはずの声…。

そして何より…。

ヒデの道を閉ざしてしまった僕の気持ちが許さなかった。

そして、ヒデもまた僕の気持ちを理解したうえで、一年以上待ってくれたし、辞めると言った僕を責めることもしなかった。

「お前はイイやつ過ぎるんだよ……」

ヒデの顔が頭に浮かんだ。

「ふぅ…今日は疲れたな…。」

いつの間にか家の通りだった。

「帰って寝よ。」

明日なったら、今日考えたことも忘れている。

そう思いながら、持っていたペットボトルの水を飲み干した。