御予約ありがとうございます。

「はぁ…情報はえーな。誰から聞いたんだよ?」

まだ怪我したばかりで、松葉杖をついて美紅に荷物を持ってもらい帰ってた頃。

「んなことは、どーでもイイんだよ!勿体ねーって。秀ならまだ上行けるのに…」

「上ならどこ行っても目指せるじゃねーかよ。」

「バカっ…お前、環境ってもんがあんだろ。」

「環境なんて言うんだったら、尚更だよ。堅苦しいトコで、堅苦しいサッカーはしたくねーの。それに、もともと東は断るつもりだったし。」

「第一は?」

「監督が好きになれなかったんだよ。」

「なんだそりゃ?」

「もういいだろ。俺は自由にしたいの。」

「でも勿体ないよな~。お前さ、尋季に振り回されてんじゃないの?」

「ははっ、そうかもな。」

ヒデは笑ってたけど、本当は悔しいはずだ。僕のせいだと思うと申し訳なかった。

その日の帰り道で、僕は美紅にサッカーを辞めると言った。