夢の欠片






「んーん。何もないよ!」





本当は、少し気にかけてるけど。

あっちゃんのこと。





梓美さんに話しちゃいけない、とか別にそんなことないのに。



なんでかな。





いつもの癖で、”大丈夫”とか”何もない”とか嘘吐いちゃう。





その言葉を口にした瞬間、襲ってくるのはただの罪悪感だけなのに。













_______やっぱりあたしは、あの頃から、何も変わってない。