「んーん。何もないよ!」 本当は、少し気にかけてるけど。 あっちゃんのこと。 梓美さんに話しちゃいけない、とか別にそんなことないのに。 なんでかな。 いつもの癖で、”大丈夫”とか”何もない”とか嘘吐いちゃう。 その言葉を口にした瞬間、襲ってくるのはただの罪悪感だけなのに。 _______やっぱりあたしは、あの頃から、何も変わってない。