夢の欠片





「…あ、はい。でも、なんで…」


「やっぱり、そうだな。梓美」


「えぇ。そうみたいね」



『知ってるんですか?』 そう聞こうとしたとき、今度は黒髪美男子に遮られた。



てか、”そう”ってなに?!

どう!?



「はいはい。わかったわかった。その事は後でね!…自己紹介して!あずみん!翼!」



矢野クンは、呆れたように言った。



「…私は園田梓美。」


「俺は杉本翼だ。」