そんな事を考えながら、はぁ っと小さなため息を吐く。







「ねぇ」


男の声がした。



「……?」




いつもは大人しいキャラを演じているあたし。

そのあたしに話しかけてくる男子は少ない。



恐る恐る顔をあげると…。






「あ、やっとこっち向いてくれた〜!」




眩しい笑顔の、チャラ男がいた。