「実はね…その…桐生君を引き抜いていった
ライバル事務所ってのがね…゙カウンズ ゙
なんだよ。」


おじさんはハッハハ…と愛想笑いしながら


言った。


やっぱり思ったとおりだよ…。と思いながら


おじさんの話の続きを待つ。


「だからね…怜ちゃんには…偵察とともに
噂…なんだけど…その子達も ゙ワケあり゙
みたいでね…。」


…そうなんだ…゙私と一緒が と思った。


だからといってまだこの時はなにも


感じなかった。


誰にだって ゙知られたくないこど ぐらい


あるのだと思っているからだった。