ずっと好きなのに

「おはよ〜おはよ〜。」
クラスのみんなに声を掛けながら自分の席へと座る。席を座ったら直ぐに凛がこっちにやって来ては陽の事を聞いてくる。
「それで美生、修学旅行どうするの⁉︎

陽くんの事は誘うの?てか絶対誘うよね?」

凛はほぼ興奮気味だ。

「お、落ち着いて凛。

陽の事は誘おうと思ってはいるけど…」