あの星の向こうへ

「当たり前だ。出ろと言ってるのに出ないおまえが悪いぞシルビア」

いつものように、ちょっとした喧嘩が始まる。
この光景が私の中では当たり前。大広間に誰もいないなんて一瞬変な感じがしたけど、
この生活がなくなっちゃうことなんてない。

そう思っていたんだ―――――――――。




「ところでさ、パパとママは?あと、コックさんと他のメイドさんとか」
いつもならこの時間帯には絶対に大広間にいる人がいないのが気になり、2人に聞く。

「それがですねぇ? なんだか今大変なことが起こっているみたいなんですよぉ」

シルビアが言う。

「実は、今西の大陸にある悪魔の国が問題になってるらしいんだ」