「ぅわぁ………。」 中に入ったマイロ氏は、思わず感嘆の声をあげた。 大きくきらびやかなシャンデリア。 真っ赤で上等な絨毯…。 マイロ氏が今まで行ったことのあるどの高級ホテルよりも高級だった。 「マイロ様、こちらでございます。」 声がした方を見ると、いつの間にか男がエレベーターに乗り込んで手招きしていた。 マイロ氏が急いで乗り込むと、エレベーターはすぐに上に登り始めた。