「はい。社長はおります。」 「え……。」 「ここにおります。」 一瞬沈黙した後、マイロ氏はハッと気付いて言った。 「ま、まさか……。」 「はい。私が社長でございます。」 にこりと微笑む男にマイロ氏は言った。 「………何で、社長であることを隠していたんだ? 何で、私をわざわざここまで連れて来たんだ? 何で、ファーム公園で用件を言わなかったんだ?」 「それは…、 この穴に入っていただくためです!!」