「ほ、ほんとだ……」
うぅ、なっちゃーんっ!
あたしを置いて違うところ行っちゃうなんてっ。
あたしどうすればいいのーーっ!
心の中で泣き叫んでいると肩をツンツンされた。
「木下、俺とふたりになっちゃうけど……大丈夫?」
と少しまゆを下げて聞いてきた。
……隼田くん、そんな顔しないで。
多分あたしの顔が暗くなってたから隼田くんをそんな顔にさせちゃったんだね。
「大丈夫だよっ!」
と隼田くんに笑顔を向けて言った。
むしろ嬉しいし!
ドキドキは相変わらず変動はないけどっ。
「ん、よかった。そろそろ花火打ち上がると思うから行こっか」
「うん!」
よかった、安心してくれたみたい。
ふふ、これから花火が見れるんだ!楽しみだな〜。
しかも好きな人と一緒に見られるってすごいことだなぁ。
「ここら辺でいっか」
「うん」
あたし達が足を止めたところは180°見渡せる場所で幸い人が少ないところにスタンバイすることができた。



