えーーっと……。
は、隼田くん?……なんで無言なんですか?
しかもあまりに真剣な顔で見るから余計ドキドキしちゃうし。
そ、そんなに見ないでよーー!
もうあたしの心は爆発寸前だ。
あーー!もう限界っっ!
「っ隼田くん!そ、そんなに見ないで、ください……っ」
恥ずかしさのあまり最後の方は小さな声になってしまった。
隼田くんもやっと我に返ったみたい。
「あ、悪ぃ。ちょっとボーッとしてた」
……そうですか。
それにしてもボーッとし過ぎでしょ。
1分弱はずっと見られてたんですけどっ。
すっごい恥ずかしかったんだから!
こんな人が通るど真ん中ぐらいで男女が見つめ合ってるなんて……!!
「木下大丈夫?顔赤いけど」
と首を傾げて言われた。
そ、それは!隼田くんのせいなんだよっ!
と心の中で叫び
「だ、大丈夫だよ!多分暑いせいだよ」
と誤魔化した。
「そっか。じゃ、食べに行きますか」
「うん!」
あたし達は屋台広場へ向かった。



