《ま、そんなことより……今何してんの?》
え、何してんのって聞かれても……勉強ですけど?
目の前に広がってる奴らを睨みつけた。
《で、今何してんの》
黙ってるあたしに聞き返す。
「………数学、やってます……」
《ふぅん。それ捗ってんの?》
なにその言い方!分かるわけないじゃん!
「………は、捗ってません……」
ため息混じりに答えた。
一間おいて、隼田くんが口を開けた。
《教えてやろっか?》と。
は、はぃ?!
いま、教えてやろっかって言ったよね??
そんなの即答だよ!!
「いや、大丈夫です!」
教えてもらうなんてトンデモナイ。
けど隼田くんに教えてもらえば、早く終わらせられるかも……。
いや、ムリムリムリ!
教えてもらうところで絶対にバカにされる。
だから、断った。
そんなことを考え巡っていると、
《ほんとに大丈夫なの?終わるの、そのアタマで》
ククク、と笑いながら言った。
ひ、ヒドイ!『そのアタマで』は余計だよ!
ま、本当のことだけど……。
《いいの?早く終わらせないと、たのしい夏休みが終わっちゃうよ〜》
と、わざとらしい口調で言ってきた。



