「ん、もう帰ろっか?」
「……そだね」
あたし達は立ち上がって言葉を交わす。
幸せな時間はあっという間で
もうちょっと居たかったなって思ってしまう。
周りは真っ暗。街灯だけが明るい。
薄明かりに照らされてる隼田くんがよりかっこよく見える。
なーんて本人には恥ずかしくて言えないけど。
ほんとにかっこいいなっていつも思うんだ。
そしていつも不安になる。
こんなあたしが隼田くんの隣にいてもいいのかなって。
でもちゃんと『好き』って言ってくれたから、あたしはその言葉を信じてるよ。
だって真剣な瞳でいたから。
ちょっと不安定になってしまうのはきっと夜のせい。
公園を出ようと2人で歩くと隼田くんは立ち止まってこちらに振り向いた。
?
なんだろ?
ジーっとあたしを見てるんだけど。
隼田くんって急に無言になったり、見てきたりするからちょっと反応に困っちゃうんだよな~。
あたしはハテナばかり浮かんでて。
「隼田くん、どうかしたの?」
そう聞いてみると
「あ、いや……」って口をモゴモゴさせて、前を向いて歩いてしまった。
「えっ?ちょ、待ってよ!」
もー!なんで先に歩いてっちゃうのー?
もう、隼田くんこそハッキリ言ってよねっ。
あたしは小走りで隼田くんの元へ行き、ある事をしてみた。
ちょっとしたお仕置きだもんねっ!



