☆子犬系男子にご用心☆



ポロリと、無意識に流れた涙にハッとして俯く。
臣も、そうだったんだろうか。


同じ思いをしていたからこそ、私の気持ちを痛いくらいにわかってくれてた。




自分が、してほしいことを私にしてくれてたのかな?





「はい」




みゆさんに差し出されたハンカチ。
それを受け取ると、ハンカチにはイルカのワンポイント。


そういえば、臣イルカが好きだって言ってた。




「イルカ・・・」

「あ、ふふ。子どもっぽいかしら。好きなの、イルカ」

「・・・臣も」

「臣?臣は、そうでもないと思うわよ?だって、昔水族館に行ったことがあるんだけど、大はしゃぎする私の隣で呆れたように見ていたから」





懐かしむように話すみゆさんの話を聞いて、サーッと何かがひいていくのがわかった。




「行ったことあるかしら?隣町の、水族館。イルカショーがあるの」

「は、い・・・」





隣町・・・。
臣が、連れて行ってくれた、場所。