「いつも一緒にいて、一緒に笑って、一緒に泣いて、ずっとそうして側にいたの。私は、臣を本当の弟みたいに可愛がってて・・・」
「・・・」
「でも、臣はそれが嫌だったみたい。歳の差を、臣の方が気にしてた。私に追いつこうと大人ぶっていつも背伸びをするようになって。臣らしくないって・・・」
なにが、言いたいんだろう。
臣がみゆさんの事を好きだったってことでしょう?
だから追いつきたくて、背伸びをして頑張って。
同じだったんだ。
臣も、私と。
ああ、そうか。
だから・・・。
だから、春兄に片思いする私を心配して・・・。
自分に重ねて、同情したんだ。
「でもね、結芽ちゃんといる時の臣は違う。本当の臣でいられてる・・・」
「そんな、事・・・」
私といる臣が、本当の臣?
そんなの・・・。
信じられないよ。


