「結芽ちゃん」
「・・・みゆさん」
こうして待ち伏せされるのは二回目だ。
会いたくなかった。
会えば、きっと何か聞かされる。
真実なんて、聞きたくない。
「時間、ある?」
「・・・はい」
それでも、こうしてついて行ってしまうのは、それでも気になる心があるから。
なにも知らないままでいることが嫌だって、本当は思ってるからなのかな。
「・・・ごめんなさいね、あの時」
「いえ・・・」
「臣、なにか言っていた?」
「・・・いいえ」
「え?」
前と同じ喫茶店。
同じ飲み物を頼んで向き合う。
みゆさんは驚いたように顔をあげた。


