☆子犬系男子にご用心☆




「やっぱ、残ってんだね」

「え・・・、あ、・・・」




公園のベンチに座り、みゆの前髪をかきあげるとそこに残る傷痕に胸が痛む。
蘇る記憶に目を閉じた。




「勲章・・・」

「え?」

「臣を、助けれた勲章」




みゆは泣き腫らした目でそう言って笑った。
その顔を見て、こみ上げる思いに唇を噛む。


振り切るように顔をそらした。



「なんで、泣いてんの。結婚するくせに」

「・・・うん」





話をそらすようにそう聞くと、みゆの表情が再び曇り俯くのがわかった。




「私ね、独占欲が強いのかな」

「・・・?」




吐き出すように呟かれた声に再びみゆを見た。