「臣さ、最近急に男らしくなったよね。前はもっと、可愛らしいキャラだったのに」

「なんだよそれ」

「俺、なんか言っちゃってさ。昔は僕って言ってたじゃない。自分のこと」




それは、みゆの側にいたいからで。
みゆに少しでも近づきたいから。

みゆに相応しい男に――――――。





「ん・・・っ!?」




気づいたら体が勝手に動いてた。
みゆの体を押さえつけ、キス・・・してた。



一瞬体を強張らせたみゆが俺の身体を突き飛ばした。




「っ」

「なに、するの・・・?臣・・・?」




青ざめた表情で、俺を見る。
ああ、そんな顔させたかったわけじゃない。




焦ってた。
ものすごく。